【外国貨物の輸入の流れ】

1.貨物の出荷準備(現地)

・サプライヤーが商品の梱包・書類作成(インボイス、パッキングリストなど)。

・現地フォワーダーがコンテナを手配し、港に搬入。


2.海上輸送

・コンテナが船積みされ出港。

・航海日数は出発地によって異なる(例:中国→日本:約3~7日)。


3.到着・輸入通関(日本側)

・船が日本の港に到着。

・輸入者または通関業者が輸入申告(NACCS使用)。

・税関が書類審査・貨物検査(必要に応じて)を行い、輸入許可。


4.配送・納品

・コンテナをデバンニング(開封)し、内容物をトラックなどで指定倉庫へ配送。

・輸入者は商品を検品し、受領。


【外国貨物の輸出の流れ】

1.輸出通関書類の準備

・インボイス(Invoice)。

・パッキングリスト(Packing List)。

・輸出許可申請書(必要な場合)。

・原産地証明書(必要な場合)。

・その他:L/C(信用状)、保険証券など。


2.輸送手配(ブッキング)

・船会社またはフォワーダーにコンテナスペースの予約(ブッキング)。

・コンテナの種類(20ft、40ft、ドライ、リーファー等)を指定。


3.コンテナの手配・搬入

・指定された場所(工場・倉庫)にコンテナを搬入し、貨物を積み込み(バンニング)。

・バンニング後、封印(シール)を行い、出港港へ搬入。


4.輸出通関

・通関業者または自社で税関に輸出申告。

・必要書類の提出と税関審査後、「輸出許可」。


5.本船への積み込み(船積み)

・港でコンテナが本船に積み込み。

・船会社から「B/L(船荷証券)」が発行。

 


6.書類の送付

・発行されたB/L、インボイス、パッキングリストなどを輸入者に送付。

・L/C取引の場合は銀行を通じて送付。


7.輸入国での通関・配送

・輸入者側が通関手続きを行い、コンテナを引き取って配送。